さくらの本棚
2002年度バックナンバー
お月さまってどんなあじ?
「お月さまってどんなあじ?」

セーラー出版
ミヒャエル・グレイニェク 絵と文
いずみちほこ 訳

2003年3月の本棚
大きなお月さまを毎晩見ていた動物たちは、おいしそうだなあ、ほんのひと口食べてみたいなあ、といつも思っていました。
はじめに食べてみようと決心して山に登ったのはかめでしたが、とどきません…。 かめはゾウを呼び、ゾウはキリンを呼び、キリンはシマウマを呼び…ぐーんと首を伸ばしたり、背伸びをしたり、工夫をしてみましたが、なかなか届きません。
でもとうとう最後のサルの背中に登ったネズミがお月様をかじることができたのです。なんともいい味! みんなにひと口ずつ分けてあげ、その夜はみんなで一緒に眠りました。
描かれているお月様が本当においしそうでやさしそう…! お月様を食べようとする動物たちの素直な気持ちがうまく描かれています。
てぶくろ
「てぶくろ」

福音館書店

ウクライナ民話
エウゲーニー・M・ラチョフ え
うちだりさこ やく

2003年2月の本棚
寒い日にピッタリ!ウクライナ民話です。
森の中でおじいさんが手袋をかたほう落としてしまいました。 するとねずみが暖かそうなてぶくろを見つけて、中に入って暮らしていると、次々に森の動物たちがたずねてきて、ぎゅうぎゅう満員…。
話の展開に繰り返しのリズムがあり、絵もリアルで魅力的です。
雪の積もった森の中を想像しながら、ゆっくりと読んであげたい絵本です。
十二支のはじまり
「十二支のはじまり」
行事むかしむかし・十二支のはなし


佼成出版社
谷 真介・文
赤坂 三好・絵

2003年1月の本棚
新しい年を迎えるにあたり、読み聞かせたい本です。
次々に出てくる動物たち。 一頭ずつの動物たちの習性や特質、それによって 干支に選ばれた順序が楽しく描かれています。
干支への興味、何年生まれ? なんてきっと関心がでてくることでしょう。
ふゆのよるのおくりもの
「ふゆのよるのおくりもの」

ポプラ社
芭蕉みどり 作・絵

2002年12月の本棚
クリスマスが近づき、ピカピカと光る飾り付けや流れるクリスマスソングに心うきうき!うれしくなってきますね。
この絵本はクリスマスを迎える家族のお話です。とてもかわいいねずみたちが主人公で全てのページが色鮮やかです。 お話が進むにつれてお互いを思いやる家族のぬくもりが感じられ、私たちの気持ちを暖かくしてくれます。
ぜひ我家のクリスマスの参考に・・・ 子供さんと楽しみながら読んでください。
いたいいたいはとんでいけ
あかちゃんのわらべうた
「いたい いたいは とんでいけ」


偕成社
松谷 みよ子・さく
佐野 洋子・え

2002年度11月の本棚
ほんの少し前、祖父母は子守唄を歌って子供を育てていました。
ぬくもりのある郷愁を誘うわらべ歌には不思議な魅力がありますが、今では消え去ろうとしています。さびしいですね。
この本は、転んで泣いている子に母親が語りかける歌です。 お母さんに優しく歌ってもらいながら痛いところをなでてもらうと痛みも消えて、少しずつ笑顔が戻ってくる・・・という絵本です。
メロディーを入れて歌ってあげてください。
おかんさんのたんじょうび
年中年長児用
「おかあさんのたんじょうび」


PHP研究所
あさの ななみ・さく
長浜 宏・え

2002年度10月の本棚
きょうは3匹のこぶたのお母さんの誕生日です。
こぶたたちはお母さんの好きな食べ物をプレゼントしてびっくりさせようと思い、それぞれ買ってきたのですが、渡す前にみんな食べてしまって、さあ大変!!
わずかに残ったかけらをお母さんにプレゼントすると・・・お母さんはにっこりとてもうれしそう。残ったものでお母さんは素敵なものを思いついて作ってしまったのです。
お母さんの優しさが読者の心をも暖めてくれる素敵な本です。
くだもの
「くだもの」年少版

こどものとも
福音館書店
平山 和子 さく

2002年度9月の本棚
とってもおいしそうな果物が絵本いっぱいに描いてあります。
次のページにはすぐに食べられるように切ってお皿に盛り付けてあります。
みずみずしいその果物をほおばりたくなります。
季節を感じ、味覚も伝わってくる絵本。 じっくりとページをめくって楽しみたいものです。
せんたくかあちゃん
幼児用
「せんたくかあちゃん」


福音館書店
さとう わきこ さく・え

2002年度8月の本棚
せんたくが大好きなかあちゃんのお話です。
家中の物や人、動物を洗ってしまうかあちゃん。落ちてきた雷さままでも洗ってしまってさあたいへん!!
豪快なスケールでたのもしいかあちゃんのファンになってしまいますよ。
ぞうくんのさんぽ
乳児用
「ぞうくんのさんぽ」


福音館書店
なかのひろたか さく・え
なかのまさたか レタリング

2002年度7月の本棚
きょうはいい天気!ぞうくんはお散歩にでかけました。
しばらく行くとかばくんに出会いましたよ。ぞうくんの背中に乗りたいよ、というかばくんを背中に乗せてごきげんで歩いていると、わにくんとかめくんにも出会いました。もちろんわにくん、かめくんも背中に乗せてもらってうれしそう!
力持ちのぞうくんですが・・・さすがに重くてみんなを背中にのせたまま池の中に落っこちてしまいました。
たいへんだー!と思ったらみんな水遊びが大好き!
池の中で仲良くたっぷりと遊んで楽しいお散歩になりました。
おばあちゃんがいるといいのにな
幼児用
「おばあちゃんがいると
       いいのにな」


松田素子 作
石倉欣二 絵
ポプラ社

2002年度6月の本棚
ぼくの大好きなおばあちゃん。何でも受け入れてくれるおばあちゃん。そばにいるだけで心が安らぐおばあちゃん。
そんなおばあちゃんが乳がんになり、天国にいってしまうというお話です。
大人の私たちも昔なつかしい幼い頃を思い出し、郷愁を感じます。そして思わず涙がでそうになります。
おじいちゃん、おばあちゃんの良さを今の子ども達にもいっぱい感じてもらいたいなあ・・・という一冊です。
あなたはだあれ
乳児用
「あなたはだあれ」 」


松谷みよ子 文
瀬川康男 絵
童心社

2002年度5月の本棚
おだやかな繰り返しのリズムで、話がすすんでいきます。
子どもたちのよく知っている動物たちが鳴き声で登場!当てっこしながらどんどんと仲間が増えていきます。
最後はみんなを車に乗せて、さあ、どこに行くのでしょう!!?きっといいととこですね!
みんなでトイレ
「みんなでトイレ」

アンドレア・コーニックスロウ 作
藤田千枝 訳
福音館書店

2002年度4月の本棚
みんなのよく知っている生き物たち。ライオンやカンガルーやビーバーやたこたち、13匹がやってきてトイレに座ります。
それぞれの体にはそれぞれの特徴があってトイレの使い方もいろいろ・・・。便座に座る格好や使い方がとてもユニークで楽しい!!子どもたちの目を引き付けます。
最後はみんなのトイレの使い方、うまくできている?と問いかけます。もちろんできるよね!?
動物さんたちにできないことをみんなはできるんだね、すごいね!!大きくなったんだね。
ラヴユーフォーエバー
「ラヴ・ユー・フォーエバー」

ロバート・マンチ/作
乃木りか/訳
梅田俊作/絵
岩崎書店

2002年度4月の本棚
毎年3月末の卒園式後のお別れパーティーの時に、卒園児と保護者の方々の前で語っている本です。
子どもをおもう親の気持ちが愛情に満ちたやわらかい文章で語られています。子どもが成長しても変わらない親子の愛情、親子のきずな・・・話が進んでいくにつれて胸にこみ上げるものがあり感動を覚えます。
お別れパーティーでは、絵を大きく拡大し、昨年発売されたCDをバックミュージックに読みました。親子で静かに聞いてくださいました。
子育ての原点にもどる一冊です。
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