がまんのしつけ
がまんのしつけは、3歳から4歳がはじめ時といわれています。それは子どもたちに考える力がついてきて、大人の話を理解しようという気持ちになれる時期だからです。
お友だちとの遊びで順番を守ったり、おもちゃを貸してあげてでも、一緒に遊んだ方が楽しい!という気持ちが芽生えてくる時期でもあります。
さらに言葉の意味がわかり、 使いこなせるようになってくると、自分の欲求や感情を言葉に置き換えることで「がまん」できる場面が増えてきます。
でもできる「がまん」はまだ少しだけ。 納得できたとしても、イヤなものはイヤ。今は「がまん」のスタートラインに立ったばかりなので、「できなくて当たり前」というくらいの余裕をもっていきましょう。
子どもたちに教える必要のあることは、「危険なこと」、「人に迷惑のかかること」です。3〜4最では「人の迷惑になる」ということが理解できないかもしれません。そんなときは、がまんする意味や結果をわかりやすく伝えます。
たとえば、病院の中では静かにするということ
→みんな身体が悪くて診てもらいに来ているんだよ。静かにしておこうね。静かにしていると周りの人が助かるんだよ。帰りには公園に寄って、遊んでから帰ろうね。
などの約束をすることで、がまんが楽しみに変わります。「がまんしてよかった。」と思えるようにほめてあげましょう。
また、絵本やお気に入りのおもちゃなども持って行くとよいですね。
公共の場では親は子どもが他人に迷惑をかけないように工夫をしなければなりません。
投げ出さずに一生懸命対応していれば、思いが伝わり守れるようになってきます。
一方眠い時や、体調の悪い時、疲れた時などは、たまっているがまんが噴出し、駄々をこねることが多くなります。子どもの状態を良く見て対応していきましょう。