離乳食がうまく進みません・・・
乳歯の生え方、舌の動かし方を良く見て、食品の選び方、調理形態(どろどろにするか、ぶつぶつにするかなど)、味付けを変えます。子どもが数回嫌がるそぶりを見せても、焦らずに根気良くゆったりとすすめていきましょう。
言葉で「イヤ」が言えないので、体や表情で自分の気持ちを伝えます。ですから、食事の時は顔を良く見る事が、大切です。育児書マニュアルどおりにはうまく進みません。ほかの子と比較せずに、成長の個人差に目を向けて、「ゆっくりやるのがこの子の個性」くらいおおらかな気持ちで笑顔で言葉をかけながら、楽しい雰囲気で進めていきましょう。
食べるのが遅くて・・・
1,2歳の子が食事に集中できる時間は、20〜25分くらいです。ゆっくり食べる子はもう少し時間を延ばしますが、時間を決めて食べることは大切です。どうしても食べられない時は、片付けます。食事を下げる時に、「イヤ」という態度であれば、本当に食べたいのか見極めることも大切です。
かんだり飲み込みがうまくできないのなら、「かみかみごっくんね」と口を動かしながら言葉をかけます。食べ終わるまで長時間座らせたり、無理強いは禁物です。また食わず嫌いが原因かもしれないので、おおらかな気持ちで、楽しい雰囲気で食事をしたいものです。
時間がなくて朝食がとれません・・・
子供は大人よりも胃袋の容量が小さく、消化機能が未熟なので、1日に食べる量を2回で食べようとしても、全部は食べられません。それが続くと、成長に必要な栄養素が充分摂れなくなることが心配されます。
好き嫌いが出る原因にもなります。何でも食べられれば楽しみや喜びが増え、好き嫌いを少なくすることで子供の世界を広げる可能性につながりますので食事を摂る意味や大切さを自覚したいものです。
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